12月になってから、今年の11月9日に公開となったイギリスの伝説のロックバンド Queen のボーカル フレディ・マーキュリーの人生を描いた映画「ボヘミアンラプソディ」を映画館で見たので、記事にします。
映画「ボヘミアンラプソディ」
映画「ボヘミアンラプソディ」は1973年にイギリスでデビューしたバンド Queen のボーカル フレディ・マーキュリーの生き様(人生)を描いた伝記映画です。
映画の題名「ボヘミアンラプソディ」は1975年10月31日に発表されたQueenの曲「ボヘミアンラプソディ」からとりました。
映画は1985年7月13日に開催されたLIVE AID の舞台に向かうフレディ・マーキュリーの姿から始まり、そこから時を遡って彼がボーカルが抜けたバンド・スマイルのメンバー後にQueenのギタリストとなるブライアン・メイ、ドラマーなるロジャー・テイラーに自分の歌を売り込み、彼の歌声を聴いたブライアンとロジャーはボーカルに彼を迎い入れ、バント活動を開始、ベースにジョン・ディーコンを迎い入れ、1971年に今のQueenを正式に結成、そして1973年にデビュー。様々な出来事が起き、一時期、フレディはメンバーと険悪状態となりましたが、フレディがエイズに感染、また彼の嘗ての恋人で友人のメアリー・オースティンの助言で、メンバーと話し合いを経て、映画の冒頭のシーンにあるLIVE AID の舞台でライブをするというところまでを細かく再現した映画作品です。
なお、この映画はフレディ・マーキュリーに焦点を当てているため、実話を基に脚色をつけており、また作品では、LIVE AIDの前にフレディがエイズに感染していることが判明しましたが、実際は、LIVE AID出演後の1987年の春にエイズに感染していることが判明しているので、実際に起きた出来事と映画で起きた出来事の時系列に相違があります。
映画「ボヘミアンラプソディ」の見どころ
この映画の見どころは、最後の場面、1985年7月13日に開催されたLIVE AID出演時のQueenのパフォーマンスです。
映画を見た後に、YouTubeで1985年7月13日に開催されたLIVE AID出演のQueenの映像を見ましたが、見事に映画でLIVE AID出演時のQueenのパフォーマンスを再現されております。
また、映画のあちこちに流れるQueenの曲の数々です。初めて聴く曲もありましたが、この曲聴いたことがあるという曲が多く、この曲もあの曲もQueenの曲だったと気づきました。映画を通してQueenの曲にたくさん触れることも見どころだと思います。
私の中のフレディ・マーキュリーのイメージの変化
私が映画「ボヘミアンラプソディ」を見る前のフレディ・マーキュリーにどんなイメージを持っていたかを書くと、「エイズで亡くなった可哀想な人」「厳つい格好をしたゲイの人」という感じでしか、フレディのことを思っていなったです。あとは、世界的な有名なボーカリストの一人ですので、「どうしてこの人はエイズで亡くなってしまったんだろう?」という疑問がずっとありました。(映画を見てもこの疑問は私の中にはあります。)
映画「ボヘミアンラプソディ」を見てから、YouTubeを通してのフレディを見てから、私の中でフレディ・マーキュリーのイメージがガラリと変化しました。
フレディ・マーキュリーはエイズに負けずに最後の最後まで一生懸命にステージに立とうしたパフォーマーだったというイメージになりました。それは、フレディが晩年に「The Show Must Go On」という曲をエイズで体調が悪化しつついる中、一生懸命レコーディングをして完成させた楽曲があるからです。この「The Show Must Go On」という曲は、何が起きてもステージに立つという意味がある歌です。私は、この曲はフレディが闘病中の自分自身に向けて歌った作品になるかと思います。
ただ、フレディはパワフルなパフォーマーで世界中の人々を魅了する分、フレディ自身は寂しさをどこかで感じていた人だと思いました。それは、フレディがソロで活動していた時に彼は「Living On My Own」という曲を製作していたです。この曲は一見聴くとテクノポップ調で明るい曲で、またミュージックビデオも派手なパーティを舞台に製作していますが、歌詞は明るい曲調とは裏腹にとても寂しい内容になっているからです。そのため、私はフレディも寂しさや孤独感を抱えた一人の人間だったと思います。
フレディはエイズに感染しなければもっと素晴らしい楽曲とパフォーマンスを全世界に提供してくれたのはないか?と私は思います。
おまけ:フレディ亡き後のQueen
フレディは1991年11月24日にエイズによる合併症のニューモシスチス肺炎によって亡くなりました。
フレディ亡き後のQueenは解散せずに、ギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーは様々なアーティストをコラボしてQueenの楽曲を披露しています。ベースのジョン・ディーコンは1997年をもって音楽業界から引退しています。