2019年7月12日に公開した映画「トイ・ストーリー4」について書きます。
映画「トイ・ストーリー」シリーズ
映画「トイ・ストーリー4」について書く前に、映画「トイ・ストーリー」シリーズを紹介します。
映画「トイ・ストーリー」シリーズは今回公開した「トイ・ストーリー4」を含めると4つの作品があります。
トイ・ストーリー
まず1つ目の作品は、「トイ・ストーリー」です。
「トイ・ストーリー」は、日本では1996年に公開、興行収入は全世界で約3億6200万ドルを上げました。また、ディズニー配給の映画作品で劇場公開された長編映画作品としては、初めてのフルCGアニメーション作品になっております。
「トイ・ストーリー」の舞台は子供部屋になり、物語の主人公と登場人物は人間ではなく子供が遊ぶオモチャになります。
主人公は、カウ・ボーイ(保安官)人形の「ウッディ」になります。
「ウッディ」は「アンディ」という男の子のおもちゃになり、毎日のように「アンディ」と一緒に過ごしています。
「アンディ」はオモチャが大好きな男の子なので、「ウッディ」以外にも、豚の貯金箱の「ハム」、ポテトの形をしたパーツ組み付け人形の「ミスター・ポテトヘッド」、恐竜のオモチャで気が弱い「レックス」などのオモチャがたくさん登場します。
「トイ・ストーリー」の物語は、「アンディ」が誕生日プレゼントにもらった最新式のオモチャのスペースレンジャー「バズ・ライトイヤー」(通称:バズ)に夢中になり、いつも遊んでもらっている「ウッディ」が「バズ」にヤキモチを焼いて、ある事件を起こしてアンディの部屋を「バス」と一緒に飛び出してしまい、何とか「バズ」と一緒に「アンディ」の家に戻ろうと奮闘する内容になっています。
次は、「トイ・ストーリー」の続編「トイ・ストーリー2」を紹介します。
トイ・ストーリー2
2つ目の作品「トイ・ストーリー2」は、日本では2000年に公開、日本における興行収入は34億5000万円であり、アメリカのアカデミー賞の前哨戦として注目度が高いゴールデングローブ賞映画作品部門(ミュージカル・コメディ部門)を受賞した長編アニメーション映画作品になります。また、日本で初めてデジタル上映方式DLP(映画専用)にて公開されました。
デジタル上映方式DLP:デジタルシネマ。フィルムを使用せず、デジタル技術を用いて、映像を撮影、編集、配信するデジタルデータを使用する映画。
「トイ・ストーリー2」の主人公は前作と引き続きカウ・ボーイ(保安官)人形の「ウッディ」になります。また、前作で「ウッディ」と親友になったスペースレンジャー「バズ」も活躍します。
「トイ・ストーリー2」の物語は、「ウッディ」の持ち主の「アンディ」の家で開かれた「ガレージセール」で、偶然オモチャコレクターのおじさんが「ウッディ」を見かけて、「アンディ」の家族の隙をみて、「ウッディ」を誘拐してしまい、「アンディ」の家に残された「バズ」をはじめとする仲間が「ウッディ」を救い出しに冒険に行くという内容になっています。
「トイ・ストーリー2」では、「ウッディ」が1950年代の人気番組人形劇「ウッディのラウンドアップ」の主人公で、絶大の人気があった今は数が少ないキャラクターグッズの一つであることが明かされます。また、「ウッディのラウンドアップ」の番組では、「ウッディ」の他にカウ・ガール(女性保安官)の「ジェシー」、金鉱掘りのおじさん「プロスペクター」、「ウッディ」と「ジェシー」の相棒の馬「ブルズアイ」が登場しており、「ウッディ」と再会します。
次は、「トイ・ストーリー2」の続編「トイ・ストーリー3」を紹介します。
トイ・ストーリー3
3つ目の作品「トイ・ストーリー3」は、日本では2010年に公開、世界興行収入は10億6300万ドルを超え、第83回アカデミー賞で「長編アニメ映画賞」と「歌曲賞」を受賞した長編アニメーション映画作品になります。
「トイ・ストーリー3」の主人公は前々作と前作に引き続きカウ・ボーイ(保安官)人形の「ウッディ」になります。しかし、物語の舞台は子供部屋から保育園の遊戯室に変わりました。
「トイ・ストーリー3」の物語は、第1作目「トイ・ストーリー」から10年後の世界から始まります。「ウッディ」の持ち主の「アンディ」が17歳の青年に成長しており、「ウッディ」以外のオモチャを屋根裏部屋にしまうことにしましたが、「アンディ」の母親の手違いでゴミに出されてしまい、危機一髪で保育園に寄付されるオモチャのダンボールに乗り移ることができ、保育園の遊戯室に「アンディ」のオモチャ達は到着しました。保育園の遊戯室は、ピンクの大きなクマのぬいぐるみ「ロッツォ・ハグベア」を中心とする保育園のオモチャ達に歓迎され、「アンディ」のオモチャ達を助けに同行した「ウッディ」以外の「バズ」「ジェシー」達は保育園に残ることを決めて、「ウッディ」は仕方なく保育園を一人で去っていきました。保育園を一人で去った「ウッディ」は、その保育園に通う「ボニー」というオモチャを愛する女の子に拾われて久しぶりに子供に遊ばれる喜びを味わうことができました。 一方、「ウッディ」が去った保育園では「ロッツォ・ハグベア」が本性を出して、「バズ」「ジェシー」を支配し始めました。「ボニー」の家にいる「ウッディ」も「ボニー」のオモチャ達から「ロッツォ・ハグベア」の真の姿を聞いて、「バズ」達を救いに再び保育園に舞い戻り、「ロッツォ・ハグベア」に立ち向かいます。物語の結末としては、「ウッディ」「バズ」達は「アンディ」のオモチャから「ボニー」のオモチャになります。
いよいよ、次は「トイ・ストーリー3」の続編で最新作「トイ・ストーリー4」の紹介をします。
映画「トイ・ストーリー4」
「トイ・ストーリー4」は先ほど紹介した「トイ・ストーリー」シリーズの最新作で、アメリカでは、2019年6月21日に公開、日本では、同年7月12日に公開されました。また、シリーズで初めてとなるドルビーアトモスに対応した作品となった。
ドルビーアトモス:記憶メディアや音響技術、再生技術などの研究と開発を手掛けるアメリカの企業「ドルビーラボラトリーズ」が開発しサラウンド記録再生方式。
「トイ・ストーリー4」の主人公はお馴染みの「ウッディ」になります。また、「ウッディ」の親友「バズ」、「ウッディ」の仲間の「レックス」「ハム」「ミスター・ポテトヘッド」達も登場します。
そして「トイ・ストーリー3」には登場しなかった「ウッディ」の恋人で陶磁器の人形「ボー・ピープ」が再登場、さらに先割れスプーンで作られた手作りオモチャの「フォーキー」が登場します。
「トイ・ストーリー4」の物語は、新しい持ち主の「ボニー」に遊ばれなくなり、「自分の存在意義」「オモチャとしての自分の役割」を考え始めた「ウッディ」が、手作りオモチャの「フォーキー」と出会い、また、かつての恋人「ボー・ピープ」と再会を通して、さらに「ウッディ」自身の「内なる声」と向き合い、新たな人生を見つけ歩みだすという内容になっています。
映画「トイ・ストーリー4」の見どころ
「トイ・ストーリー4」の見どころは、「ウッディ」のかつての恋人「ボー・ピープ」の変わりようです。「トイ・ストーリー」「トイ・ストーリー2」に登場した「ボー・ピープ」は、とても可愛らしい上品な女性として登場しました。しかし、今回の作品「トイ・ストーリー4」では、なんと「ウッディ」や「バス」顔負けのヒーローらしい女戦士のようなたくましい女性に変身して再登場、さらに主人公の「ウッディ」よりスーパーヒーローのような活躍を劇中で沢山していました。
映画「トイ・ストーリー4」の感想
「トイ・ストーリー4」の感想は、物語の終わり方は個人的に「トイ・ストーリー3」が好きでしたが、「ウッディ」自身の「内なる声」と向き合い、新たな人生を見つけ歩みだす過程を、新キャラクターの「フォーキー」と再登場した「ボー・ピープ」を通して描くのはとても素敵な演出だと思いました。